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ギャラリー







Leo Vince Scoot V6 Handmade for RS50
1954年創業イタリアの超老舗、SITO Gruppo Industriale社のエキゾーストカスタムパーツブランド、LeoVinceが2003年からRS50用のチタニウム製オーバルサイレンサー、ハンドメイドチャンバーをV6シリーズのひとつとして販売開始しました。
特徴的な点として、まずJollyMotoのボアアップチャンバーのような高回転仕様ではない、オールラウンド向けのような膨張室を持つ美しいチャンバー。ハンドメイドとして製作されているこのチャンバーは、最も厳しいと言われるヨーロッパの騒音規制に準拠しており、溶接面も凹凸が少なく美しく仕上がっています。
また、排気ポートに接続されるエキパイの先端は、通常は特に何も加工されていませんが、この製品には円錐状のパイプが内部に溶接され、エキゾーストの流れを整えています。これはパワーをダウンさせているかもしれません。これは、確実にパワーを抑制しています。さらに、広くノーマルなどのようにサイレンサーとパイプとの接合にはペーパータイプのガスケットが使用されますが、この製品は排気漏れと耐腐食を抑える独特のガスケットが使われ、パイプと独特の形を持つオーバルサイレンサーとは剛性の高いパーツによって接合されます。
チャンバー部分は耐熱・耐腐食性の保護がされているため、耐熱塗装をしなくても錆びにくいものです。
そして、最も特徴的なのは、その独特の形を持つオーバルサイレンサーでしょう。ステンレスより軽量で耐腐食性に強く、硬質なチタニウム合金で作られ、不快な排気をクリアにして耐久性も高いステンレスウールと特殊セララックウールが詰め込まれています。また、構造はストレートタイプで、パワーを損失しないレーシングな作りになっています。
このオーバルサイレンサーは、これまでで最もサイズが大きいのも特徴です。Arrow製やJollyMoto製のカーボンサイレンサーと比較すると、一回り以上も大きく、ノーマルサイレンサーと比較すると長さが2センチ程度大きいです。RS50用としては、これまでにない大胆でリッチなサイレンサーといえるかもしれません。

Leo Vince V6 S/N 4127

インプレッション

実際、取り付けはスムースでした。何の問題もなく取り付けられたものの、パワーが出ない!!3速でも7000回転以上回らず、2ストの醍醐味であるパワーバンドがない(笑)
当初は、排気ポートの間に排気漏れでも発生しているのかと一度取り外して液状ガスケットでふさいでみたものの、問題なく、やはりというか「もうコレしか原因はない」ということでチャンバーの吸気側(排気ポート接合部)にある円錐形のパイプを取り外したところ、見事にチャンバー本来のパワーを取り戻しました!
これは、おおむねヨーロッパの排気音規制によるもので後から「リミッター」として、「音のしぼり」として取り付けられたのでしょう。取り外す前と後では、音量が2倍も変わりました。

“リミッター”を取り外したところで、早速スピードテスト。外気温5度でしたが実にイイ!!。 何が良いかというと、中〜高回転までの広くてハイギヤードでもつなげやすいパワーバンド。さらに、そのパワーバンドの加速トルクもJollyMotoのレース用高回転チャンバーと比較しても、低い回転域では上回っており、おおよそ200〜300メートルで120Km/hにまで達します。(JollyMotoでは9000回転からのパワーが非常に高い)この加速トルクは「おおおお」と唸るほどでしょう。7500回転から13000回転まで一気にタコメータがはねあがり、パワーバンドそのもののパワーをGとして大きく感じることができます。
全体的なトルクが高いノーマルチャンバーほど、すべての回転でそのパワーは無論出ません。ただ、低回転でのトルクダウンはノーマル比較でも25%程度に抑えられています。(75ccボアアップ車によるノーマルチャンバーとの比較)
ただし、ジェットセッティングはノーマルほどアバウトでなく、JollyMotoのようなレーシング用ほどピーキーではない程度で必要です。燃調が若干でも薄いとパワーバンド手前の“谷”で頭打ちをするでしょう。また、クラッチが滑ったり、パワーバンドを外すシフトアップをする状態では“谷”によって頭打ちをするでしょう。しかしながら、常にパワーバンド域にキープできれば、30度の傾斜でも高い加速を続けるでしょう。
50ccでどれだけパフォーマンスが得られるかは不明ですが、ボアアップされたRSでも優秀な結果を出しました。

なお、音質は“リミッター”をつけたままであれば「かなり低音」で、加えて「かなり静音」です。“リミッター”を取り外すと、チャンバーの反響音が響きますが小僧系ではなく、タイプでいえば低音といえるでしょう。
総括として、ピーキーではない、LeoVinceの品質の高さをフィーリングと見た目の両方で味わえるものでしょう。

※このチャンバーの取り付けにはキャブレターのセッティングが必要です。エアスクリューとメインジェットの調節で済むでしょう。

RS50 99'〜03'モデルに適合
参考価格 US$ 269.95
オススメ評価 ★★★★☆
©2002,2004 Giyu.